2023/01/25 06:16
手書きの良さ
デジタル化が進む世界では、手書きは効率が悪いように思います。手が疲れるうえにスピードも遅い…
正直、タイピングの方が早くて便利です。
ですが、そんな時代だからこそ、タイピングにはない手書きの良さを伝えていきたいと考えています。
脳を活性化させられる
意外かもしれませんが文字を手書きすることで脳の活性化すると言われています。ある大学の研究によれば、自分の手指で書くことで脳の前頭前野を活性化させるとのこと。前頭前野は「記憶や思考」「感情のコントロール」などの司る部分であり、ココが衰えると物忘れが増えたり、感情的になったりしやすくなります。
自律神経が整う
ご存知の方も多いと思いますが自律神経が乱れると、心身の不調を引き起こします。
先日面白い研究があり、知ったのですが寝る前に手書きの「3行日記」をつけることで自律神経が整うと言われているそうです。3行日記には、「よくなかったこと」「よかったこと」「明日の目標」の3つを順番に書きます。日記によって自分を客観視できるので、新たな気づきを得られる。ということだそう。
みなさんも是非実践してみてください。
思考の整理力が上がる
自分の考えや気持ちを整理したいときは、パソコンを使うより手書きのほうが向いているといえます。
個人的なオススメはシナジーマップ、マインドマップと呼ばれるものを作ることです。
「やってること」「やりたいこと」「できること」などを書き分けてどこにシナジー、つまり繋がりがあるのかを書き記すことです。
それ以外にも、自分が思いつくまま自由自在に表現し、手書きだからこそできる頭の整理整頓をしてみましょう。
目標を達成しやすくなる
言霊という言葉があるように、言葉は口に出し、紙に書くことでより強い力になると言われています。手書きの文字で自分の目標を書き記し、積み重ねることで自分の糧となるでしょう。
目標達成には手書きのメモやノートでの記録が有効的です。
漢字を忘れない
仕事で書類を作るときは、パソコンを使うことが多いでしょう。誰かに連絡するときも、メールやLINEが一般的となりました。そしてその分、手書きをする機会がめっきり減ったでしょう。
それは同時に、漢字を忘れてしまうきっかけにもなります。
パソコンやスマートフォンで文章を作成するのに慣れてしまい、いざ手書きしようとした際に簡単な漢字が思い出せなくて困った経験があるかと思います。手書きの習慣をつけることで、この悩みも少しずつ軽減されるでしょう。
手書きのほうが、気持ちが伝わる?
メールやSNSが中心となった現代では、連絡したいときに、その場ですぐ送信できるので便利です。
その一方で、年賀状に手書きでメッセージが書かれていたり、プレゼントに手書きのカードが添えられていたりすると、相手の気持ちが伝わって思わず嬉しくなりませんか?
手書きはタイピングの文字より温かく、気持ちがよく伝わるようです。
時間をかけて丁寧に書くことが大切
「手書きのほうが気持ちが伝わる」ことを科学的に実証したのが、アナログ価値研究会による「手書きの価値の実証実験」です。
「ゆっくり時間をかけて心を込めて書く」「自分の書ける最高のスピードで、できるだけ早く書く」「指定された文章をタイプする」の3つの条件で、身近な友人へ誕生祝いのメッセージカードを書くという設定の実験がおこなわれました。その結果、手書きの文字はタイプされた文字に比べて、「思いが込められている」というポジティブな印象を読み手に与えうることが判明したそうです。さらに、たとえ手書きであっても速記した文字では効果が弱いことが実験でわかりました。書き手が時間という名のコストをかけて文字を書くことが、「心が込められている」と認識されるために必要ということです。